前回のアルファムゼオから時間が空いてしまったが、引き続き欧州旧車祭りのご案内だ。
昨年もご紹介したESSEN TECHNO CLASSICAだが、欧州三大旧車イベントの一つに数えられる。
何度となく紹介しているので、何も今更という感じだが、ヘリテイジという資産を持つメーカーの巨大ブース出展が目立つようになり、また、クルマ本体の価格の高騰により、総合的に明るく美しいイベントとなった今、旧車ショーという呼び名はすでにふさわしくはなく、特にパリとこのエッセンにおいては、明らかに次のステージへと移行した感があるのだ。
これはこれで歓迎すべきことだとは思うのだが、それにしても集まる人達の富裕化にはものすごいものがある。
のどかな蚤の市という空気など昔の思い出でしかなく、実に立派なゴージャスな空間にかわりつつあるのだ。
その意味では、これまでのイベントよりもはるかに見どころは多いので、ぜひ2月のパリ、4月のドイツに足を運んでほしい。
かつては、うっかり買ってしまうものが山ほどあって困ったが、今の価格を考えるとせいぜいポスターや小物くらいなので、お財布にも逆に優しいショーになっている。
なにより日本では博物館級のクルマたちがゴロゴロ、しかもものすごいコンディションで並んでいるので、それを見るだけでも十二分に価値があると思う。
つづく
A prestissimo!!